◆プロボクシング ▽ＷＢＣシルバー・ライト級（６１・２キロ以下）タイトルマッチ１２回戦 王者ザウル・アブドゥラエフ―ホルヘ・リナレス（１９日＝日本時間２０日、ロシア・エカテリンブルク ＲＣＣ・ボクシング・アカデミー）
元世界３階級制覇王者でＷＢＣライト級６位のホルヘ・リナレス（帝拳、ベネズエラ）が１８日、対戦相手のシルバー王者ザウル・アブドゥラエフ（ロシア）とともに前日計量に臨んだ。帝拳ジムの公式ホームページによると、リナレスはリミットから４００グラムアンダーの１３４・２５ポンド（約６０・８キロ）、アブドゥラエフはリミットの１３５ポンド（約６１・２キロ）でともにパスした。
敵地でＷＢＣ４位の強豪と対戦するリナレスは同ジムのサイトで「日本で良いトレーニングを重ね、ロマチェンコと戦った中谷正義ら数人の日本人選手とスパーリングを積み、この試合に備えました。準備は万全です」とコメント。また、アブドゥラエフの言葉として「ホルヘ・リナレスはこの世界でレジェンドと呼ばれるに値する選手です。私は彼のファイト・スタイルが好きです。彼の試合を幾（いく）つも見てきましたが、それはプレッシャーではなく、私のモチベーションを高めてくれるものでした」と紹介した。
リナレスは昨年５月、ＷＢＣ世界同級王者デビン・ヘイニー（米国）に小差の判定負けを喫しており、今回が再起戦となる。戦績はリナレスが４７勝（２９ＫＯ）６敗、アブドゥラエフが１４勝（８ＫＯ）１敗。
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