
「東京は西の武蔵野台地と東の低地に分かれており、大規模な洪水の点では台地が比較的安全だ」 JR上野駅を訪れると、実感できる。上野公園は武蔵野台地の上にある。公園から御徒町方面を見ると下町が広がる。ハザードマップを見ても、上野駅の西側には浸水のリスクがないが、東側は浸水リスクの地域が広がる。 実は、この台地の崖の下を走っているのがJR京浜東北線だ。上野駅から赤羽駅方面に向かうと、左手に崖が、右手には下町が見える。 「明治10年代に上野から大宮・前橋方面に線路を通すとき、平地のほうが線路を建設しやすいと考えて、崖の下に沿って線路が通った」(内田さん) 京浜東北線よりも西側が安全の一つの目安だ。 内田さんはこうも語る。 「戦後にできた埋め立て地は高台になっているところが多い」 JR京葉線は東京湾沿岸を走るが、潮見駅~葛西臨海公園駅では浸水リスクがない。同様に東京湾沿いを走るゆりかもめの各駅もリスクがない。 「近年の埋め立て地は海面よりある程度高くなるように配慮されて造られている。それに対して、都内の例では、内陸を走るJR総武線などは海辺の京葉線よりも標高が低くなっている。この数メートルの差は水害時には大きい」(内田さん)
大阪市では広い範囲で駅が浸水するが、天王寺駅や難波駅などがある上町台地は浸水リスクが低い。大阪城も台地の上にあり、昔からリスクの少ない場所とされてきた。淀川の決壊や地震による津波で水が襲ってきても、台地を囲うように浸水すると見られている。 大阪市でも、戦後にできた埋め立て地では浸水の可能性が低い。大阪メトロ中央線のコスモスクエア駅やニュートラムのトレードセンター前駅は大阪湾沿いにあるが、浸水リスクはない。ユニバーサルシティ駅は浸水リスクがあるが、USJ自体はかさ上げされており、浸水リスクがない。内田さんは指摘する。 「駅は危険でも、近くの施設が安全ということはある。自分のよく使う駅は危険な場所と安全な場所を確認しておくとよい」 しかし、ゲリラ豪雨による内水氾濫や中小河川の氾濫など、不測の浸水リスクもある。いつ水害に遭っても大丈夫なように対策を取ろう。(本誌・吉崎洋夫、松岡瑛理) ※週刊朝日 2020年9月18日号より抜粋
"安全な" - Google ニュース
September 13, 2020 at 07:00AM
https://ift.tt/2ZvkVk2
浸水リスクない「安全な駅」の見分け方 「京浜東北線」が鍵を握るワケ〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
"安全な" - Google ニュース
https://ift.tt/37SXJyy
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment