高性能なアナログ半導体を提供するアナログ・デバイセズは、サステナブルな社会に向けて、エネルギー効率の向上、省資源化、軽量化などを実現する革新的なテクノロジーの提供を進めている。その中から自動車産業に対する取り組みを紹介する本連載の第1回目では、クルマの電動化に欠かせない高性能なバッテリ・マネジメント・システム(BMS)ICについて概説する。
色川 健美氏
アナログ・デバイセズ株式会社
オートモーティブビジネスグループ
エレクトリフィケーション
スタッフフィールド
アプリケーションエンジニア
バッテリ・マネジメント・システム(BMS)は、EVやPHEVなどの電動化車両において、バッテリ・パック全体の電圧監視、充放電電流の積算、バッテリ・ラインのオン・オフ制御、および、バッテリ・パックを構成する各セルの電圧監視や温度監視などの機能を担っている。バッテリの過充電や過放電を防いで安全な状態を維持するとともに、正確な航続可能距離や残容量をドライバーに示すためにも、BMSの役割はきわめて重要と言える。
車載向けBMS ICの分野でトップクラスのシェアを誇るのがアナログ・デバイセズである。「2017年に経営統合した旧リニアテクノロジーのBMS ICを中心に、2021年に買収した旧マキシム・インテグレーテッド(以下、マキシム)のBMS ICも新たにポートフォリオに加えながら、自動車業界の高度化するニーズに応えています」と、同社の色川健美氏は述べる。
からの記事と詳細 ( 実効容量を増やし安全性を高める高性能なバッテリ監視IC - Nikkei Business Publications )
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