伊那市春富中学校2年生は15日、「安全な通学や道路を考えるワークショップ」を同校で開いた。3月に開催された「安全安心な移動を考えるオープン報告会」で提案した通学路の安全対策について考えようと企画。実際に自転車で通学路を走って危険箇所を確認したり、危険な道路の改善策を検討したりした。
オープン報告会は市と舗装大手の大成ロテック(東京)が締結した包括連携協定の一環で開かれ、当時1年生だった生徒たちが参加。利用者の目線で通学路の安全対策を発表した。4月には全校生徒で通学路の「ヒヤリハットグッドマップ」を作り、通学路のさらなる安全性や危険性について考えてきたという。
この日は、3月のオープン報告会で対面できなかった国土交通省道路局の金籠史彦参事官を招いて開催。生徒たちは20~30人の4チームに分かれ、安全な通学のために道路に立てる看板作りや自転車での危険箇所の確認、道路の改善、安全用品・自転車の開発をテーマに取り組んだ。
金籠参事官が参加したチームは自転車に乗って同校を出発。天竜川を挟んで西春近から東春近まで約15キロのコースを1時間半ほどかけて走り、危険箇所を見て回った。
生徒の一人(14)は「道幅が狭くて車がすぐ近くを通ったり、ゴツゴツしている道があったりして危ないと思った」。別の生徒(14)は「段差やグレーチングが危ない所があった。信号の待ち時間が長い交差点もあり、不便だと感じた」と話した。
金籠参事官は「普段は通らない道もあり、自分の通学路と比べる機会にもなった。いろいろな気づきを取り入れ、まちを良くしていってほしい」と呼び掛けていた。
市と大成ロテックは同協定に基づき、快適に移動できる道路整備システムの構築を目指しており、この日のワークショップにも協力した。
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