
熊本県南部の豪雨で甚大な被害を受けた球磨村は26日、自宅に住めなくなった被災者向け仮設住宅約300戸のうち、約170戸を村外に設置する計画を明らかにした。浸水や土砂災害の危険性がない用地が足りないためという。多くの住民が村外で長期間仮住まいすることで、人口流出や地域コミュニティーの分断が懸念される。村が多良木町の避難所で住民に説明した。
村によると、全1432世帯のうち約500世帯が浸水被害を受けた。仮設住宅は、村総合運動公園内に設置中の移動式「ムービングハウス」33戸に加え、公園内にさらに約100戸建設。村外では東に約20キロ離れた錦町に約110戸、東に約25キロのあさぎり町に約60戸を設置する計画だ。
行政が民間賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」も選択できるが、村担当者は「村内には物件がなく、近隣自治体で探してもらうしかない」と話す。村の調査では、被災者のうち、53%が仮設住宅を、9%がみなし仮設を希望。未定を含む「その他」が38%だった。
同村渡地区の中神ゆみ子さん(70)は「早く仮設住宅に入って落ち着きたいが、住み慣れた村内でないと困る」と話した。説明会後、松谷浩一村長は報道陣に「人口流出などを考える前に、できるだけ早く安心して生活できる場所を提供するのが大切だ」と述べた。
仮設住宅は県が設置し、自宅が全壊するなどした被災者が入居できる。2016年の熊本地震では、南阿蘇村立野地区の住民向け仮設住宅を、隣接する大津町に整備。みなし仮設にも分散し、二次災害の危険などから、村外での再建を選ぶ住民が相次いだ。 (古川大二、小林稔子)
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July 27, 2020 at 04:00AM
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球磨村の仮設住宅、半数が村外に 安全な用地不足 - 西日本新聞
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