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Tuesday, July 16, 2024

30mの超巨大津波が来る…!?「南海トラフ大地震」で明暗が分かれる、中部・関西「安全な街」「危険な街」の実名 - 現代ビジネス

前編記事【30mの超巨大津波が来る…!?「南海トラフ大地震」で明暗が分かれる、中部・関西「安全な街」「危険な街」の実名】より続く。

「名古屋城」の東か西か

南海トラフ地震が発生すれば、太平洋岸の静岡県や愛知県は甚大な被害を受けると予想される。国土交通省の試算では、伊豆半島先端の下田市で最大33mもの巨大津波が押し寄せる可能性があるとされるほどだ。

第1章で「日本一幸福度が高い街」として紹介した静岡県浜松市だが、災害に対する強さの点では不安だ。市街地のほぼ全域が海抜10m以下であることに加えて、中部電力浜岡原発が東へ約40kmの距離に立地している。

「浜岡原発周辺では現在、最大25.2mの津波被害に備えて防潮堤のかさ上げ工事を検討しています。ただ、東日本大震災の被害を見ると、東北の沿岸では大規模な防波堤も津波で破壊されたところがありました。万が一、浜岡原発で事故が起きれば周辺の浜松市や磐田市焼津市には甚大な影響が出ます」(前出・山崎氏)

Photo by gettyimages

中部東海で最大の都市・愛知県名古屋市の被害はどうなるのか。注目すべきは「名古屋城の東西で地盤の強さが全く違う」という事実だ。

「名古屋市内やその近くには木曽川、揖斐川、長良川と大きな川がいくつも流れています。特に名古屋市の西側の中川区中村区港区などは標高が低く、地盤が弱い。その一方で名古屋城や繁華街のある中区、熱田神宮のある熱田区よりも東側は地盤が強い地域です」(前出・伊東氏)

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