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Thursday, May 23, 2024

MetaとIBMが主導する「AI Alliance」が強調、「安全な生成AIにはオープンソース」 - ITpro

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 2023年12月に米Meta(メタ)と米IBMが中心となって発足した「AI Alliance」。その初めての公開カンファレンスが2024年5月15日にThe Linux Foundationと共同で開催された。同アライアンスはオープンソースのLLM(大規模言語モデル)を活用し、生成AIの安全な開発および産業利用促進を目的としている。

 カンファレンスの名称は「AI Open Innovation Day 2024」。基調講演には、IBMでAI Allianceディレクターを務めるアンソニー・アナンジアット氏が登壇した。

米IBMでAI Allianceディレクターを務めるアンソニー・アナンジアット氏

米IBMでAI Allianceディレクターを務めるアンソニー・アナンジアット氏

(写真:日経クロステック)

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 アナンジアット氏は基調講演で、「オープンソースは高機能で安全なAIアプリケーションの開発に不可欠だ」と強調した。オープンソースの利点として、「Study(研究)」「Modify(修正)」「Use(利用)」「Share(共有)」が可能である点を挙げた。企業や個人など多様な開発者がオープンソースのLLMを用いてAIシステムを開発し技術を共有することで、より高度で使いやすい生成AIを生み出すことができるとする。

生成AI開発におけるオープンソース活用の意義を強調した

生成AI開発におけるオープンソース活用の意義を強調した

(写真:日経クロステック)

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 アナンジアット氏はAI Allianceの取り組みにおいて、「AIの信頼性や安全性を重視している」と語った。生成AIの責任ある開発や利用を可能にするため、AI AllianceではAIの信頼性や安全性を検証するベンチマークや評価基準、評価ツールの開発と展開を進めている。

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