サイバーセキュリティ月間に合わせ、埼玉県立川越工業高校では、埼玉県警と協力してサイバーセキュリティー啓発動画を作成している。生徒が10班に分かれコンテスト形式で行われ、優秀作品は県警の広報に使われるという。1月31日も動画作成が行われ、生徒は「普段は使わないアプリを使っているので、操作から慣れなければならず難しい」などと話していた。
動画を作成しているのはデザイン科2年生の39人。川越工高はこれまでも当時の在校生が県のマスコット、コバトンのデザインをするなどの実績がある。令和5年に県警がサイバーセキュリティーに関する講演をしたことが縁となり、県警が協力を依頼して今回のコンテストが実施されることとなった。
動画作成は工業情報数理の3学期の授業を計10時間使って実施。14日までに仕上げる予定になっている。
県警は授業でまず①フィッシング詐欺被害防止②サポート詐欺被害防止③偽サイト被害防止④ID・パスワードの適切な管理⑤SNSの安全な利用(個人情報の適切な取り扱い)-について生徒に説明。生徒は班に分かれてこのテーマの中から1つを選んで動画を作成する。
1月31日は県警の警察官が来校していたこともあり、生徒は「フィッシング詐欺でパスワードを盗まれるとどうなるのか」などと質問しながら作業を進めていた。
パスワード管理についての動画を作る辻本かやさん(17)は「単なるスライドなどでは若い人はあまり見ない。私たちが楽しめるものを作りたい」などと話していた。
県警が高校生にサイバーセキュリティー啓発動画の作成を依頼したのは初めて。県警は「動画作成を通じてインターネットの危険性を身近に感じてもらえれば」としている。
完成した動画は県警サイバー対策課が審査して優秀作品を2点程度を選定し、作成した班を表彰する。また県内商業施設のデジタルサイネージなどで放映する予定だという。
サイバーセキュリティ月間は、国民が安心してITの恩恵を享受できるよう、セキュリティーへの関心を高めてもらうために政府が定めたもの。期間は1日~3月18日で、最終日は「サイバー」の語呂合わせになっている。
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