ボクシングのダブル世界戦と那須川天心ボクシング転向第3戦(23日、エディオンアリーナ大阪)の前日計量が22日、大阪市内で行われ、6選手全員がクリアした。メインイベントに出場するWBA・WBC統一ライトフライ級王者・寺地拳四朗(32)=BMB=は48・7キロ。挑戦者の元WBA同級1位カルロス・カニサレス(30)=ベネズエラ=は48・8キロだった。ベテランらしく両者とも落ち着いた計量で、恒例のにらみあい「フェースオフ」でも感情を出すことはなく約17秒で握手を交わした。
セミファイナルの121ポンド(約54・88キロ)契約8回戦に出場する日本スーパーバンタム級7位・那須川天心(25)=帝拳=は54・8キロ、WBA・WBOバンタム級14位ルイス・ロブレスは54・2キロだった。那須川はデビューわずか3戦で世界ランカーとの対戦となったが、キックボクシング時代に多くの大舞台を経験しているだけにリラックスした表情だった。
WBAフライ級王者アルテム・ダラキアン(36)=ウクライナ=は50・4キロ、同級1位ユーリ阿久井政悟(28)=倉敷守安=は50・8キロ。ロシアの侵攻を受けるウクライナの首都キーウ(キエフ)で練習を積んできた王者は国旗をまとって登場。挑むユーリは計量をリミットでクリアすると両手でガッツポーズし珍しく闘志を表に出していた。約14秒のフェースオフの後は両者とも紳士的に頭を下げた結果、額がこつんとぶつかってしまう珍事が起き、緊迫していた計量会場に笑いが起きていた。
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