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Wednesday, June 21, 2023

大型高速バスの安全な座席はどこ 北海道八雲町の事故では運転席の後ろの乗客3人が死亡日刊ゲンダイDIGITAL - 日刊ゲンダイDIGITAL

 北海道八雲町の国道5号で18日、高速バスとトラックが正面衝突し、乗客3人と、バスの運転手(64)とトラックの運転手(65)の2人が死亡、乗客12人が負傷した事故。亡くなった乗客の男女3人は、運転手のすぐ後ろから3列目までの座席に座っていた(3人は座席を予約)。周囲を走行していた車のドライブレコーダーには、トラックが反対車線にはみ出し、バスにぶつかる瞬間が写っていた。

 いつ誰が巻き込まれてもおかしくないバスの事故。危険を回避するためにはどこに座ればいいのか。

 バスには「安全な座席」と「危険な座席」があり、乗用車同様、運転席の後が「最も安全」と考えがちだが、「日本交通事故鑑識研究所」の大慈彌雅弘代表は「大型バスの場合、必ずしもそうとは限りません」と、こう話す。

「バスは車体が大きく、全体的に箱型なので、乗用車と比べると、構造上、車体全体が弱い。今回の事故ではトラックのフロント右部分が大型バスの運転席に衝突して、直接、運転席後ろの乗客に接触しています。斜めからではなくフロント部分同士だったら、また違った状況になっていたと思います。バスは乗用車のように車体を変形させて、客室部だけを固める構造にはなっていません。座席位置による生存率は事故のケースによって異なりますが、日本は左側通行ですから、どうしても車の右側同士が接触することが多くなります」

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