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国⼟交通省と⾃動⾞事故対策機構(NASVA)は2023年5月23日、日本の自動車アセスメントプログラム(JNCAP)の最新の評価結果(2022年度)を発表した。衝突安全と予防安全、事故時の自動緊急通報という3つの性能の総合評価で、トヨタ自動車の中型ミニバン「ヴォクシー/ノア」が、最高評価(ファイブスター大賞)を獲得した(図1)。
2022年度のJNCAP評価では日本で販売されている車種のうち、「販売台数が多い車種」や「自動車メーカーから試験を受託した車種」といった条件で13車種を選んだ。そのうち7車種が最高ランク(五つ星)だった。トヨタのヴォクシー/ノアはこの7車種の中で最高点となり、同大賞を獲得した。
ただ、総合得点(衝突安全と予防安全、事故時の自動緊急通報の各得点の合計)で見ると、マツダの中型SUV(多目的スポーツ車)「CX-60」が首位だった。同車は衝突安全性能試験の1項目「後面衝突頸(けい)部保護性能」の評価が低く、2022年度のJNCAP評価で五つ星を獲得できなかった。そのため総合得点で2位だったヴォクシー/ノアが、最高評価を受ける結果となった(表)。
トヨタのヴォクシー/ノアは、車両の前方を監視するセンサーとして、デンソーの単眼カメラとミリ波レーダーのセンサー・フュージョン・システムを搭載する。デンソーが「Global Safety Package 3(GSP3)」と呼ぶ最新の先進運転支援システム(ADAS)であり、カメラの水平視野角を従来品の53度から112度に広角化した。また、カメラの分解能を高めるために、CMOSイメージセンサーの画素数を従来品の100万画素クラスから500万画素クラスに増やして解像度を上げた。
からの記事と詳細 ( 最も安全なクルマはトヨタの中型ミニバン、JNCAPの22年度評価 - ITpro )
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