軽やかにも。ドゥンドゥン響かせる重さにもお好みのまま。
JBLの新型完全ワイヤレスイヤホン「JBL TOUR Pro+ TWS」が、海を越えて日本にやってきました。一週間ほどお借りしたのでレビューしましょう。
同機はJBL Live Pro+ TWS、JBL Club Pro+ TWSの上を行くモデルとなるそうですが、ターゲットユーザーはビジネスマン。長時間移動時でも快適に音楽にひたれるデバイスとして作り上げられた1品です。
ゆえに。アクティブノイズキャンセリングが欠かせません。また耳へのフィット感を高め、音が抜けてしまう隙間も減らせるように5サイズのイヤーピースと2サイズのリングパーツが付属します。
イヤホン本体部分はちょっと大きいんだけど、意外と軽くていろんな耳のカタチ・サイズに合わせてセッティングしやすいところがまず最初のいいところ。JBLのアプリにはイヤーピースのサイズ合わせも含めてベストな音響状態を教えてくれる機能があるのですが、指示されたとおりにセッティングすると確かに音がいいし、ぴったりフィットで落ちにくいイヤホンだと感じましたよ。
充電ケースも、イヤホン本体のサイズを考えるとコンパクトです。ただし大きめのイメーピースをつけてみると、充電端子を合わせにくいことがありました。慣れの問題ではありますが、社外製のウレタンイヤーピースなどをつけたい方は要注意。
Googleアシスタント、Amazon Alexaのボイスアシスタントが使えるのもポイントの1つ。ストリーミングサービスのプレイリスト呼び出しから自宅内の電気のON/OFFまで、手元にスマホがなくても大丈夫です。
データレートを高めて音質アップのオーディオモード、またはデータレートを低くしてレスポンスアップのビデオモードが選べるあたり、動画を見るユーザーも大事にしているんですね。確かにビデオモード時の音の遅延は減り、自然な感覚で映像を見ることができました。
なお音楽ゲームで試してみるとクッキリとしたズレがあったので、過度な期待は禁物ですよともお伝えしましょう。
どノーマルなセッティングでの音は、低音から高音にかけて量感がほとんど変わらないフラットタイプ。試聴会時に聴いたときの、リッチな低音を響かせるものとは大きく違いました。ピークやディップも感じされず、全音階の輪郭がスッキリと見える。バッキングの音とボーカルやメロディラインの音のバランスもよく、サ行の発音も美しい。いいっすねこのバランスのよさ。
その上で、イコライザーを「Bass」にして低音マシマシにしてみました。これだ! 試聴会のときに聴いた、ドラムとベースがバッツンバッツンで筋肉質感あふれる音がきた!
イコライザーで色付けしても、他の音域が色褪せるということはありません。もちろん各帯域の量感が変わるので、ステージ上のミュージシャンの立ち位置は変わってくるのですが、好みのバランスを追求しても音質劣化が極めて少ないため、積極的にイコライジングしたくなります。
ところでノイズキャンセリングの効果は決して高いとはいえません。バスの後部座席、大型ディーゼルエンジンに近い位置で試すと、ノイズキャンセリングをONにしていてもそれなりのノイズが聴こえてきます。
でも悪くはない。低音と高域部分は丁寧にマスキングしており、ノイズの圧迫感と刺激性は薄まっています。
性能、特にノイズキャンセリングの性能で見てしまうと上には上がいます。でも工事現場近くで静音を求めるなんて極地に行くのでなければ、JBL TOUR Pro+ TWSは十二分な性能といえます。
実勢価格が2万5300円(税込)ですし、音質重視で実用性も求めるユーザーにとってはコスパに優れたイヤホンです。狙い目です。
Source: JBL
からの記事と詳細 ( クリアクリーンな音はイコライザーで全音彩に変化する「JBL TOUR Pro+ TWS」 - GIZMODO JAPAN )
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