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Wednesday, September 1, 2021

安全な2学期へ気引き締め 金沢の小学校 始業式 - 中日新聞

2学期がスタートし、校内に入る前に検温シートを見せる児童=金沢市馬場小で

2学期がスタートし、校内に入る前に検温シートを見せる児童=金沢市馬場小で

  • 2学期がスタートし、校内に入る前に検温シートを見せる児童=金沢市馬場小で
  • オンライン形式で行われた始業式に臨む児童たち=金沢市馬場小で

児童「感染対策しっかりと」


 子どもたちへの新型コロナウイルス感染が広がる中、金沢市内の小学校で一日、二学期の始業式が開かれた。児童たちは校舎に入る前に検温チェックを受けた後、級友との再会に笑顔を見せた。 (西浦梓司)

 馬場小(東山)では、全校児童八十四人が、各学年の教室でリモート形式で国分孝二校長の言葉を聞いた。国分校長は「新型コロナの感染が全国的に広がっている。感染防止のための新しい生活に慣れてほしい」と語り掛けた。式の最後に校歌を流したが、児童には「心の中で歌う」か、口を開けずにハミングするよう呼び掛けた。

 五年の作間結さん(10)は「夏休み中は友達と遊んだり、プールに行ったりするのを控えていたので皆に久しぶりに会えてうれしい。感染症対策は大変だけど、頑張った分感染する人が減るから、しっかりと取り組みたい」と話した。

 感染拡大を受け、同校では一学期まで教室前で行っていた検温シートの提出を玄関前でするよう変更。教室の入り口と出口を分けたり、机の間隔を一メートルほど空けたりして対策した。

 国分校長は「ワクチン接種が完了していない教師もおり、現場の不安はある。制限がある中で、できることを考えていきたい」と話した。市内では八月下旬に始業式を開いた学校もあり、この日は、市内の四十二校と一分校で式があった。

 市教委によると、市立小中高校の児童生徒の感染者数は四〜六月が三十七人だったが、七月以降に急増。七月から八月二十六日までに百三十三人の感染が確認された。夏休みが明け、学校での感染拡大が危惧されている。 

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