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Saturday, July 31, 2021

安全な只見川流域を確保 福島豪雨の被災者会、臨時役員会 - 福島民友

 新潟・福島豪雨で只見川が氾濫し、被害が拡大した2011(平成23)年7月29日から10年。被災した金山町民でつくる「只見川ダム災害金山町被災者の会」は28日、同町の本名公民館で臨時役員会を開き、10年の歩みを振り返り、ダム設置者や河川管理者への要請行動の継続などを申し合わせた。

 会員の一部住民はこれまで、只見川にあるダムに堆積した土砂を適切に取り除いていれば大水害は防げたのではないかとして東北電力などを相手取り民事訴訟も起こした。主張が十分に認められなかったことから、役員会では町や県、国、東北電力、電源開発に河川整備事業の推進や早急な災害防止対策などを求めるとした。今後、総会を書面決議で行う。

 役員の意見交換では「大雨が降ると寝られない」「河川整備に伴う築堤やかさ上げが進まない」「ダムの撤去を訴えるべき」などの声が上がった。異常気象などで今後も同じような災害が繰り返される恐れがあることから、原因を究明し、住民が安全で安心して暮らせる只見川流域の実現を目指す。横田正男会長は「ダムの操作規定など全ての情報公開を要望していきたい」と述べた。

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