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Saturday, July 31, 2021

橋岡優輝、一発クリアで日本勢37年ぶりの決勝へ 男子走り幅跳び - 毎日新聞 - 毎日新聞

男子走り幅跳び予選、橋岡優輝の1回目の跳躍=国立競技場で2021年7月31日、久保玲撮影 拡大
男子走り幅跳び予選、橋岡優輝の1回目の跳躍=国立競技場で2021年7月31日、久保玲撮影

 東京オリンピックは第9日の31日、東京・国立競技場で陸上男子走り幅跳び予選があり、橋岡優輝(富士通)が1回目に8メートル17を記録して予選通過ライン(8メートル15)をクリアし、8月2日の決勝に進んだ。決勝進出者では3番目の結果だった。

 橋岡は初めての五輪でも、堂々とした跳躍を見せた。1回目に8メートル17をマークし、予選通過ライン(8メートル15)をクリア。1984年ロサンゼルス五輪で7位入賞した臼井淳一さん以来、日本選手で37年ぶりとなる決勝への切符を手にした。

 電光掲示板に記録が表示されると、「よっしゃ」と両手をたたき、拳を握った。スタンドで見守った日本代表の関係者に、腕を突き上げて応えた。

 両腕を前後に揺らしてゆっくりとリズムを取り、助走に入る。最近は走力が増したことで踏み切りの位置が合わずファウルになることも多かったが、シューズの先が踏み切り板にピタリと合った。

 2日前の選手村への入村時の記者会見では、「緊張感をうまくつなげたい。初めてのオリンピックでわくわくしている」と語っていたが、1回目できっちり力を出して予選を通過した。

 陸上一家に生まれ、父利行さんは日本選手権で7回優勝した棒高跳びの元日本記録保持者、母直美さん(旧姓・城島)は100メートル障害などの元日本記録保持者だ。森長正樹コーチは、橋岡について「骨格がしっかりしていて踏み切っても衝撃に負けない体、素質を持っているすごい選手」と評する。2019年の世界選手権で8位入賞を果たし、今年6月の日本選手権では8メートル36の自己ベストをマークするなど地力をつけて迎えた五輪だった。

 「メダルを獲得することが最低目標だと思っている。そこはぶれない」。力強く語っていた表彰台への挑戦権を得た。【荻野公一】

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