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Wednesday, March 31, 2021

ミヤマシロチョウ、保護活動の応援団 クリアファイルなどグッズ製作|信毎web - 信濃毎日新聞

 東御市と上田市境の烏帽子岳などに生息する「ミヤマシロチョウ」の保護活動を資金面で支援しようと、東御市民有志がプロジェクトチームをつくった。クリアファイルやミヤマシロチョウの形をした実物大のマグネットを製作。売上金の一部を地元で保護活動する「浅間山系ミヤマシロチョウの会」に寄付する。

 ミヤマシロチョウは、国、県それぞれのレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている。保護活動を知った東御市の電子部品製造開発メーカーの経営者が協力したいと、元市職員の後藤菊夫さん(71)=東御市祢津=に相談。後藤さんが中心になってグッズ販売などを準備した。

 クリアファイルでは、ミヤマシロチョウの他、市内の北御牧地区で見られ、県のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている「オオルリシジミ」なども紹介している。3月には、市内の7企業・団体が市内の全小学生分のクリアファイル約1950枚を購入し、各校に寄贈した。

 浅間山系ミヤマシロチョウの会は、湯の丸高原や烏帽子岳一帯の森林化が進んでいることでミヤマシロチョウの生息域が減少しているため、人工飼育の可能性などを調査研究している。グッズ販売などの活動について、会長の花岡敏道さん(64)=同市田中=は「会は資金力がないのでありがたい。クリアファイルには子どもたちへの啓発効果もある」と喜んだ。

 後藤さんは「微力ながら保護活動に少しでも貢献できればと考えている。今後は(グッズを)観光協会などに置いてもらえるよう、協力を呼び掛けていきたい」と話している。

 クリアファイル1枚、マグネット1個がともに300円(税別)。問い合わせは後藤さん(電話090・4068・4174)へ。

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