エヌビディアのゲーム用半導体新製品「アンペア」は前世代の2倍の処理能力を持つ
Photo: tyrone siu/Reuters――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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ビジネスにおいて「今回は違う」という言い回しは危険なものかもしれない。だが米エヌビディアにとっては、幸いなことにそれが正確な表現といえそうだ。
ビデオゲーム用画像処理半導体(GPU)の前回の製品群は肩すかしだった。Turing(チューリング)シリーズの性能を向上させたが、一つ前の製品強化に比べて期待外れと受け止められた。エヌビディアが設定した高価格水準ではなおさらだ。その上、当時はチューリングのメイン機能であるレイトレーシング技術を使うゲームは比較的少なかった。
さらに悪いことに、性能向上とほぼ同じ時期に仮想通貨バブルが崩壊した。このバブルではエセリウムなどの新たなブロック生成に用いられる複雑な計算処理を行うため、「マイナー(採掘者)」がエヌビディアの半導体を買いあさっていた。チューリング半導体が初めて発売された2018年終盤までの数四半期にわたり、そうした流れが売上高を急増させた。ところがマイナーたちがその後、使用した半導体を中古市場で投げ売りし、売上高は押し下げられた。
こうした成り行きは幾つかの面に打撃をもたらした。エヌビディアのゲーム関連売上高はチューリング発売から4四半期連続で減少。高値圏にあった株価はその年、10-12月の3カ月で半値以下に下落した。
エヌビディアが今週発表した最新のゲーム用半導体の先行きは、それより見晴らしがよさそうだ。
新製品「Ampere(アンペア)」の処理能力は前世代の2倍ある上、大ヒットゲーム「フォートナイト」を含め、以前より相当多くのゲームがレイトレーシング技術を採用している。エヌビディアはまた、新世代の製品価格を低めに抑えた。ドイツ銀行のアナリスト、ロス・セイモア氏によると、最新のアンペアシリーズのうち500ドル(約5万3000円)の中間価格帯の製品は、チューリングシリーズで1000ドルの価格帯のものと同じ性能を持つ。それに今回は、仮想通貨バブルがサプライチェーン(供給網)を妨げ製品の比較をゆがめることもない。
こうしたことから、エヌビディアは8-10月期(第3四半期)のビデオゲーム関連売上高が過去最高に達すると予想している。前四半期から25%増加し、同部門の売上高は20億ドル強となる見通しだ。アナリストはエヌビディアの2021年通期(21年1月まで)のゲーム関連売上高が28%の大幅増になるとみている。同社製CPU(中央演算処理装置)を搭載している人気の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売増がその一部に寄与する。とはいえ、主要なけん引力となるのはアンペア半導体だ。バーンスタイン・リサーチのアナリスト、ステイシー・ラスゴン氏はエヌビディアが「モンスター級のゲーム用製品サイクル」を迎えると予想する。
エヌビディアはそれを達成する以外にない。データセンター事業の急成長によって米金融街の人気銘柄になったとはいえ、ビデオゲーム事業は引き続き同社最大のセグメントで、7月までの12カ月の総売上高の47%を占める。1日のゲーム用製品の発表前までに、エヌビディア株は既に年初来127%急騰していた。発表後これまでにさらに7%上昇している。これにより同社はフィラデルフィア半導体株指数で時価総額2位の銘柄となり、決して割安になることのない株価は予想株価収益率(PER)が58倍と、前回のゲーム製品発売前のバリュエーションを55%上回る。
この水準で再びゲーム関連がリセットになれば、痛恨の一撃だろう。
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