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ステイホームや人との接触8割減が強く求められている中、それを実践するためにオンラインサービスの利用が活発化しています。一方で、そのような利用者を狙うトラブルや攻撃も発生しています。ネットを安心、安全に利用するための方法を改めて確認し、対策を実践しましょう。
もくじ
■ステイホームに欠かせないオンラインサービス
■ステイホームのためのネットセキュリティ対策
政府の新型コロナウイルス感染症専門家会議提言資料「人との接触を8割減らす、10のポイント」出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000624038.pdf)
学校の臨時休校や、テレワーク(在宅勤務、リモートワーク)、休業要請など、「ステイホーム」「人との接触8割減」を促進させるためのさまざまな施策がとられています。これらの実現に一役買っているのが、オンラインサービスです。
オンラインでの授業や習い事、帰省、飲み会ではZoonやSkypeなどのオンライン会議ツールや、SNSのビデオ通話機能、Apple製品間で利用できるFaceTimeなどが利用されています。
また、混雑を避けた買い物、運動へ出かける際に参考になるのが、グーグルマップの混雑時間帯情報や、スーパー、地域の公式Webサイトなどです。
他にも、遠隔診療(オンライン診療)、オンラインショップ、宅配代行サービス、ネットスーパーといった、外出を自粛するために欠かせないオンラインサービス。動画配信サービスやオンラインゲームも気分転換や娯楽、暇つぶしに欠かせません。また、SNSやオンラインゲーム上でも頻繁にコミュニケーションが行われ、直接会うことができない状況を補ってくれています。
さらに、テレワーク(在宅勤務、リモートワーク)で働く人にとって欠かせないのが、インターネット環境とクラウドメールなどのオンラインサービスです。
このように、オンラインサービスはステイホームや人との接触を減らすために広く活用されています。
一方で、オンラインサービス利用者を狙うフィッシング詐欺や、偽サイト、偽のメッセージ、不正広告、悪意のあるデマ情報の拡散、公式サイトを改ざんした情報窃取、サービス事業者への攻撃による情報漏えいなど、サイバー犯罪者による攻撃は日々行われています。このような攻撃によるリスクや被害を回避するためには、基本的な対策を怠らないことが重要です。
1.ホームネットワークの出入口であるルータのセキュリティ対策の見直し
2.OSやソフト、アプリは公式サイトからインストールして最新の状態に保つ
3.アカウントを登録する際は、公式サイトかよく確認し、一意のパスワードを設定する
4.セキュリティソフトやアプリをインストールして最新の状態に保つ
5.大切なデータのバックアップは定期的にとる
6.時にはデジタルデトックスしてみる
上記の基本対策を実践してみましょう。対策について一つずつ解説します。
1.ホームネットワークの出入口であるルータのセキュリティ対策の見直し
Wi-Fiを家庭内でも利用している場合、ルータはホームネットワーク(家庭内のネットワーク)にとって非常に大切な存在です。ルータのセキュリティ対策に不備があると、そこに繋がっている全ての機器(デバイス)がさまざまなサイバーリスクにさらされてしまいます。
・管理画面のパスワードを初期設定から変更する
・無線通信を暗号化(WPA2以上)した上で利用する
少なくともこの2つの対策を行ってからWi-Fiの利用を開始しましょう。さまざまなオンラインサービスを利用する上で、個人情報や決済情報などをやり取りする通信の安全性を確保することは欠かせません。
詳しい対策はこちらの記事を参照してください。
・そもそもホームルータってなに?家庭用ルータのセキュリティを4つのポイントで見直そう
2.OSやソフト、アプリは公式サイトからインストールして最新の状態に保つ
正規のソフトやアプリに偽装し、マルウェア(ウイルスなど不正ソフトの総称)をインストールさせようとする手口は常とう手段です。ソフトやアプリをインストールする際は、メッセージ内や広告のリンクなどから利用することは避け、必ず公式のWebサイトもしくは公式アプリストアを利用しましょう。また、公式アプリストアであっても、不正アプリが紛れ込んでいる可能性があります。インストールする前に、提供元や詳細情報の確認を怠らないようにしましょう。
そして、どのようなソフトウェアにも脆弱性(セキュリティ上の欠陥)はつきものです。OSやソフト、アプリの脆弱性を修正するため、最新バージョンの利用を心がけてください。
現在急激に利用者が増加しているオンライン会議ツールも、偽サイトや脆弱性が見つかっています。家族や仲間で利用する際には、必ず公式サイトから最新版をインストールしましょう。
詳しい対策はこちらの記事を参照してください。
・利用者が急増している「Zoom」のセキュリティリスクとその対策
・公式ストアに紛れ込む不正アプリ スマホにアプリを入れる前に確認したい4つのポイント
3.アカウントを登録する際は、公式サイトかよく確認し、一意のパスワードを設定する
ステイホームにともない、新たにオンラインサービスの会員登録を行う機会が増えた方もいるでしょう。仕事や学習、宅配、コミュニケーション、娯楽など、多くの人にとって、ステイホームを充実させるためのオンラインサービスは欠かせない存在となっています。
一方で、大手オンラインサービスに偽装したサイトを用いるサイバー犯罪が後を絶ちません。偽サイトに誤って情報を登録してしまうと、入力した個人情報やクレジットカード情報を悪用されたり、登録時に設定したIDとパスワードの組み合わせを他のオンラインサービスの不正ログインに悪用されたりする可能性があります。
アカウントを新たに登録する場合は、必ず公式サイトかどうかよく確認しましょう。メールやメッセージ、広告などから誘導されたリンクは偽物の可能性もあります。安易にクリックしない方が賢明です。また、パスワードの使い回しや単純なパスワードを利用していると、第三者による不正ログインの危険性が高まります。必ず推測されにくいパスワードをサービス毎に設定しましょう。
詳しい対策はこちらの記事を参照してください。
・STOP!パスワード使い回し! パスワードを使い回した場合のリスクと3つの対策
4.セキュリティソフトやアプリをインストールして最新の状態に保つ
普段であれば簡単に手に入るものが入手し難くなっている状況が続いており、このような状況に便乗したネット詐欺が横行しています。さらに、ここ数年続く、SMS(携帯電話番号に届くテキストメッセージ)を悪用した、偽の宅配便不在通知を利用した手口も継続的に確認しており、ステイホームで宅配荷物が増加している状況も重なり、偽の通知に騙されてしまう危険性がさらに高まっています。
最近の偽サイトや不正サイトは、一見しただけでは見分けがつかないほど巧妙に作られています。また、マルウェアを正規ソフトやアプリ、害の無い文書ファイルなどに見せかけるような手口は常とう手段です。知人を装ってメールに添付した不正ファイルを開かせ、マルウェアに感染させる手口もあります。
このような見分けることが難しいサイバー攻撃から身を守るには、セキュリティソフトやアプリが欠かせません。そして、最新の手口から機器を保護するためには、セキュリティソフトやアプリを最新の状態に保って利用することが重要です。
セキュリティソフトやアプリがインストールできないネットにつながる機器(スマート家電、携帯ゲーム機など)や、家庭内でのみ利用するタブレットなどは、ホームネットワーク全体を守るようなセキュリティ製品の利用が便利です。
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また、家庭内のネットワークに接続する機器の安全性をチェックし、機器の遠隔操作、情報漏洩等のリスクを無料で診断できるアプリやPC用のツールも提供しています。
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子どもがいる家庭では、普段は使わせていないデジタル機器をオンライン授業や動画閲覧に利用する機会もあるのではないでしょうか。しかし、小さな子どもが機器を図らずも壊してしまうことがあります。他にも、不慮の故障や破損、水没、機器の紛失、クラウドサービスのトラブル、サイバー攻撃による被害など、何らかの原因で大切なデータが無くなってしまう可能性は常にあります。
消えたら困る大切なデータは定期的にバックアップを取っておきましょう。データの世代管理ができるクラウドサービスや、オフラインで保管できる外付けタイプのハードディスクなど、用途やデータの重要度に合わせて選択しましょう。その際は、価格や機能だけでなくセキュリティ対策も比較し、信頼できるサービスや機器を選ぶことが重要です。
オンラインサービスのアカウント情報のバックアップには、パスワード管理ツールも便利です。データが消えるリスクに備えて、予め対策を行っておきましょう。
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デジタルデトックスとは、一時的にスマホなどのデジタル機器から離れ、現実のコミュニケーションや自然とのつながりに重きを置く時間をつくることです。
ステイホームの推奨で、テレワークやオンライン授業、動画やゲームといったオンラインサービスの長時間利用など、ネットを利用する時間が増えている家庭も少なくありません。デジタルデトックスを取り入れて、心身の疲れをリセットしてみましょう。
サイバー犯罪者はネット利用者の心の隙を巧みに利用して詐欺などにおとしいれるため、頭がすっきりしない状態や、心に余裕がない状態でネットを利用することはセキュリティ上も良くありません。食事の時間や夜何時以降はデジタルデトックスを心がけるなど、家庭内のルールに加えてみましょう。
自主的にネットから離れることが難しい場合は、デバイスやアプリなどの機能を活用するのも一案です。
ネットの利用時間制限機能一例
●iPhone、iPad、iPod touch:設定 → スクリーンタイム から休止時間や一日のアプリの使用時間制限の設定が可能。
・iPhone、iPad、iPod touch でスクリーンタイムを使う
https://support.apple.com/ja-jp/HT208982
●Androidデバイス、Chromebook:ファミリー リンクアプリからデバイスやアプリの一日の利用時間の上限設定などが可能。
・お子様の利用時間を管理する
https://support.google.com/families/answer/7103340?hl=ja
●Nintendo Switch:Nintendo みまもり Switchから一日のゲーム時間の制限などが可能。
・Nintendo みまもり Switch
https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/parentalcontrols/index.html
デバイス毎に個別設定することが困難な場合は、ホームネットワーク全体を守るセキュリティ製品で一括設定することも可能です。
●ウイルスバスター for Home Network:対象デバイスがホームネットワーク接続時にインターネット利用可能時間帯や一日の最大利用時間を曜日ごとに設定が可能。
・ウイルスバスター for Home Networkあんしんネットアシスト
https://go.trendmicro.com/jp/forHome/solution/parentalcontrols.html
ステイホーム、人との接触8割減を達成するためにオンラインサービスを安心・安全に活用しましょう。
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April 28, 2020 at 02:00PM
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