ボクシングWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が5日、大阪市内のホテルで行われた。同級王者木村吉光(26=志成)がリミットを200グラム下回る58・7キロ、前東洋太平洋同級王者力石政法(28=緑)はリミット58・9キロで一発クリアした。試合は6日にエディオンアリーナ大阪で開催の「3150FIGHT vol.4」で行われる。

木村は「(減量は)順調。リラックスしているし、回復に専念したい」と余裕を見せつつ、力石との同級“アジア頂上決戦”に向けては「意識はしている。勝った方が世界への挑戦権を得られる戦いと位置づけている」と気合を見せた。

対する力石は「減量、きついですね」とギリギリまで絞り上げた体を披露。この試合に負けたら引退を公言するほど気持ちを入れており、「ベルトはどうでもいい。木村とやることに価値がある。(木村は)調子よさそうだし仕上がっている。その相手を倒す」。

世界への道をかけた戦い。前哨戦から熱く盛り上がった。