横断歩道事故なくそう 大人も手上げ安心安全な町 オリジナル曲作成
2022年12月26日(月)(愛媛新聞)
横断歩道での歩行者の交通事故撲滅を目指し県警が推進する「大人も手を上げよう」運動を地域に広げようと、愛南署と愛南町の福浦小学校などが協力して振り付きのオリジナルソングを制作した。今後、交流サイト(SNS)などでプロモーションビデオを配信し、周知に活用する。
歌のタイトルは「みんなで 手を上げ 安全安心」。署員がスマートフォンのアプリで作詞作曲し、同署協議会委員のピアノ講師が編曲した。横断歩道を手を上げて渡れば歩行者も運転手もみんなが笑顔になるというシンプルな歌詞と親しみやすいメロディーに仕上げている。
タイトルと踊りは、署からの依頼で福浦小学校の全校児童9人が決めた。「覚えてもらいやすい名前を選んだ」と6年の谷口桂都君(12)。振り付けを考える際も中心となり「みんなで話し合い、交通安全に気をつけてもらえるよう誰でも簡単にできる動きにした」と胸を張った。
11日の学習発表会で、練習した歌を堂々と披露。参加した地域住民らも児童に教えてもらった振りに合わせて体を動かした。
会場では、地域一体の取り組みに賛同した老舗パン店「サカエヤ本舗」(同町船越)が、人気商品のようかんパンを「大人も手を上げようかんパン」に改名して来場者に配布。11日から一定期間、町内のスーパーなどでも販売し、運動啓発を後押ししている。
オリジナルソング制作を考案し、作詞作曲も手がけた同署の松下亮交通課長は「地域の方々にいろいろな形で力を借してもらった」と支援を感謝。「交通安全教室などでも積極的に流すなどして愛南町内外に広め、交通事故減少につなげたい」と抱負を語った。
運動は、2022年6月にスタート。歩行者主体の交通事故防止策として、車両に一時停止を促す手上げの習慣を全世代に呼びかけている。(山本憲太郎)
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