Pages

Tuesday, December 14, 2021

イリノイ州のAmazon倉庫が竜巻で一部崩壊し6人死亡。労働安全衛生局が調査開始 - Engadget日本版

Reuters

Reuters

先週金曜日の夜にイリノイ州で発生した竜巻では米Amazonのエドワーズビル物流倉庫の建屋の一部が吹き飛ばされ、従業員6人が死亡しました。この竜巻はほんの数分間の間に現地を襲い、風速は最大で時速240km以上だったとされます。

当時、全米気象局は、竜巻発生のおよそ36時間前からその可能性を警告し、風速は時速60マイル(約97km)を超える破壊的なものになる恐れがあると警告していました。また米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)も、エドワーズビル周辺を最も竜巻の危険性が高い「Wind Zone IV」に指定していました。

そして金曜日、発生した猛烈な竜巻は、50万平方フィートのコンクリートと鉄骨組みの建屋の一部を吹き飛ばしました。

Reutersは災害発生当時現場にいた配送員が「倉庫に戻ったときにちょうど竜巻が迫っていると現場マネージャーに聞かされ、屋内退避(屋内のできるだけ安全な場所で身を守ること)するよう言われたので、仲間たちとトイレ近くにある集会所に避難した」「ほどなくしてまるで電車が頭上を通り過ぎるような轟音が響き、天井のタイルが飛んできた。そしてその場から出るまで、少なくとも2時間半は待機した」と述べたことを伝えています。

一方CNBCは、エドワーズビル消防署長のジェームズ・ホワイトフォード氏が土曜日に開いた会見から、竜巻によって倉庫の両サイドの壁が内側に崩壊し、屋根部分が下に崩落したと説明しています。またこの建屋の崩壊について、米労働安全衛生局(OHSA)は調査に入ったことを明らかにしており、その結果としてもし職場安全または健康に関する規制上の違反が確認されれば、Amazonに対して罰金などが発生する可能性があるとのことです。

米ウェブメディアのThe Interceptは、エドワーズビルの倉庫で死者が出た翌日、隣のインディアナ州の物流倉庫の従業員用の意見掲示板に書かれた「週末だったし、さらに(Blue Originの)ロケットを打ち上げるのに忙しかったのはわかるが、イリノイで起きた”死者多数の事故”についてなにか情報を共有して貰えないか」という内容を紹介し、会社側から従業員に対して災害に関する詳細がほとんど伝えられていないと報じています。またイリノイの従業員は、過去6年の間、一度も竜巻はおろか火災訓練すら実施したことがなかったと述べたとして、Amazonの物流現場における危機管理・対策やその安全意識のあり方にも疑問を呈しています。

米Amazonの広報担当者は「エドワーズビルでの嵐の結果、Amazonのファミリーが亡くなったというニュースに深く悲しんでいます」と声明を発しました。

Amazonはこれまで、厳しいノルマを物流・倉庫従業員に課していることが度々メディアに報道されています。今回も気象災害が予想されるなか、従業員に自宅待機の指示は出ませんでした。また複数のメディアから問われている、従業員を危険に晒すような気象状況のなかでもシフトを組み出勤させつづける理由についても、明確な回答は出されていません。

大きな被害が出たエドワーズビルの倉庫では6人の従業員の死亡が確認されたものの、46人は無事(負傷者1名)だったことが明らかになっています。そして会社側は、日曜日にはもう現場の復旧のため従業員に出勤を要請しているとのこと。ある従業員はReutersに対し「今回の災害はトラウマのようになっているが、生活していかなければならないので出勤する」と述べています。

Source:Reuters, The Intercept, CNBC

※エンガジェット日本版は記事内のリンクからアフィリエイト報酬を得ることがあります。



TechCrunch Japan 編集部おすすめのハードウェア記事

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( イリノイ州のAmazon倉庫が竜巻で一部崩壊し6人死亡。労働安全衛生局が調査開始 - Engadget日本版 )
https://ift.tt/3m3zBC9

No comments:

Post a Comment