
昨今の健康ブームの中で「天然」や「自然」といったフレーズは、身体にやさしい安全なものの代名詞かのように、様々な商品の宣伝にも使われています。しかし、本当に天然由来のものは、安全なのでしょうか?
Q. 天然由来の成分のものは、安全?
A. 安全とは限りません。 「天然由来」「自然由来」と聞くと、なんだか身体にやさしく安全そうなイメージを抱く人も多いと思います。しかし、天然や自然由来であることと、安全であることには、実は何の関係もありません。天然由来で危険なものは山ほどありますし、むしろ天然由来だからこそ“どんな成分が入っているのかよくわからない”こともあります。“天然だから安心”という考えで、物事を判断しないように気をつけましょう。
天然由来・自然由来のもので、人間にとって危険なものはたくさんある
たとえば「塩」を思い浮かべてみましょう。化学合成された塩化ナトリウムに比べると、海水から作られた食塩はやさしい味がしますし、様々なミネラルも含まれているため身体にも良いと言えそうです。こうしたことから、化学合成されたものや人工的に作られたものに比べると、天然由来や自然由来のものは身体にやさしく安全、という印象を受ける人は多いと思います。 しかし、だからといって「天然由来」や「自然由来」といったことが、「安全」であるということの根拠になるかというと、全くそうではありません。天然や自然由来のもので、人間にとって危険なものは山ほどあります。 たとえば、フグが持つ毒「テトロドトキシン」は、2~3mgで人間を死に至らしめるほどの猛毒です。しかし、この「テトロドトキシン」は化学合成されたものでも人工的なものでもありません。もともと海に棲む細菌が作ったものが、ヒドデや貝などの餌を通してフグに蓄積していったものと考えられています。あるいは、トリカブトという植物にも、「アコニチン」や「メサコニチン」などの極めて強い毒物が含まれています。しかし、これも誰かが合成して注入したわけではなく、植物が自ら作った天然・自然由来の毒です。つまり、完全に「天然由来」で「自然由来」の物質ですが、全く安全な物質ではありません。
からの記事と詳細 ( 「天然由来」は体にやさしくて安全なのか?悪影響を及ぼすリスクも(AskDoctors) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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