国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長が23日、東京都庁を訪れ、小池百合子知事と会談した。小池氏は24日に開幕する東京パラリンピックでIPCと連携し、選手や関係者に新型コロナウイルス対策の徹底を求め、安全安心の確保に努めていく意向を示した。

小池氏は「世界中から素晴らしいパラリンピアンを迎えられてうれしく思う」とした上で「まずは安心安全な大会にしていくことが不可欠だ」と強調。新型コロナの感染対策をまとめた規則集「プレーブック」をアスリートらに守ってもらうことが重要だと話した。

東京大会を見据え「どうやってスポーツで一つになるか学ぶ機会を設けてきた」とし、子どもたちや社会全体でパラスポーツへの理解を深めてきたと説明した。

パーソンズ会長は「選手たちは大変な努力をしてここまで来た」と述べ、大会成功に向けて関係者がそれぞれの国へ戻るまで「警戒を緩めることなく取り組むと約束する」とした。

東京五輪では「選手村の陽性者は少なく、感染しても適切に管理されており心強かった」と指摘。大会は「長期的に社会を包摂的にするという大きなレガシーを残す」との見方を示した。

パーソンズ会長は16日に来日。大会は都や政府、IPCなどの4者協議を経て原則無観客での開催が既に決定した。児童や生徒らに観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」は約17万2千人を対象に実施される見通しとなっている。(共同)