Pages

Saturday, August 21, 2021

「安全な場所などない」 タリバンの処刑におびえる元米軍通訳 - 毎日新聞 - 毎日新聞

カブール市内をパトロールするタリバンの戦闘員=2021年8月19日、AP
カブール市内をパトロールするタリバンの戦闘員=2021年8月19日、AP

 「カブールに安全な場所などない。私たちは置き去りにされた」--。アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが首都カブールを掌握してから1週間。駐留米軍で働いた元通訳の男性はいま、タリバンに協力者として報復されるのを恐れ、カブールの親戚宅で息を潜めている。仲の良かった通訳はかつて、タリバンに首を切断され殺害された。「家族と国外脱出したいが、タリバンに見つかれば殺される」と訴える。

 「実は今日隠れ場所を変えたばかり。彼らに知られなければいいのだが」。20日にオンライン取材に応じたザキ・アダさん(32)=仮名=の表情は疲れ切っていた。タリバンの戦闘員が米軍の協力者がいないか自宅近くで聞き回り始めたのは、カブール陥落から2日後の17日。「彼らにとって私は一番の敵。捜しに来たのだと悟った」。家財道具を置いて、すぐに家族と親族の家に逃れた。3日後に別の親戚宅に移り、外には一歩も出ていない。

 兄も駐留ポーランド軍の通訳として働いていたといい、一緒に隠れる日々を送っている。証拠が見つからないよう、通訳として働いていた時のIDカードや軍服、関係する書類はすべて焼き捨てた。「近所には私が通訳だったと知っている人もいる。街中にはタリバンの協力者もいる。隠れていることが私にできる唯一のことだ」と話す。「今日は(見つからなくて)ラッキーだったが、明日、あさってがどうなるのか分からない」

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「安全な場所などない」 タリバンの処刑におびえる元米軍通訳 - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
https://ift.tt/2Wf0REb

No comments:

Post a Comment