
自動運転は人よりも安全か?
およそガソリン自動車という便利な乗り物が誕生してから、130年ほどの時間が経っている。最初のガソリン車は人の速足くらいのスピードしかでなかったが、それでも動かないときえも餌を与えなければならない馬よりも、よっぽど自由に移動できる乗り物として、ガソリン車は急速に普及した。 【画像】世界初の4サイクルガソリンエンジンの自動車を発明カール・ベンツとその車を画像で見る
いまではなんと地球上に約11.5億台(自動車工業会調べ)の自動車が存在しているが、そのすべては「人」が運転するという大原則があるが、自動車の普及で人々の生活が豊かになり、雇用も生まれて、働き方も変えてしまった。その文脈から考えてみると、戦後の平和の象徴としてモータリゼーションが先進国で発展したことは、必然だったかもしれない。 しかし、急速な自動車の普及の副作用として、交通事故の増加や環境問題などの社会問題も生じている。自動車メーカーは安全基準を睨みながら、先進的な安全技術の開発に注力してきた。そして、2000年ころになるとカメラやミリ波レーダーなどのセンサーを使う予防安全技術が登場してきている。 ところで、「人」が運転するとき、「認知・判断・操作」という人が持つ能力で運転してきたが、高度なコンピューター技術や革新的なセンサーの実用化で、運転を機械(システム)に任せる自動運転の実現が見えてきた。交通事故の多くはヒューマンエラーが原因なので、これ以上人の運転に頼っていては、事故は減らない考えられる。そこで事故ゼロという大義のために自動運転への取り組みが始まったのである。自動運転の定義~そもそも自動運転「レベル3」とはどのようなものか?
多くの人が誤解しやすい自動運転の定義を説明する。米国SAE(自動車技術学会)では、自動運転を6段階に分類した定義が世界的に知られている。レベル0は自動化ナシ、レベル1は加速・減速が自動化、レベル2はこれに操舵が加わる。 衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱防止、あるいは車線維持機能、また、高速道路でのハンズオフ(ハンドルから手を離すこと)などは、レベル2の範囲である。ここまでのシステムは「運転支援」と規定している。つまり、ドライバーはしっかりと前方と周囲を監視する義務がある。 ここまでのシステムでは従来の法律で対応できたが、これがレベル3になると、ドライバーは前方監視義務から解放される(アイズオフ)が、システムが限界を迎えると、ドライバーは再びハンドルを握ることになる。ところで、レベル3では隣の人と会話をしてもいいが、すでに市販されているレベル2のクルマでも、ハンズオフが実用化されているので、レベル3と違いが分かりにくい。ちなみにレベル4ではドライバーに運転交代を要請しないシステムだ。 メーカーによってはハンズフリーのシステムを自動運転のように宣伝しているメーカーもあるが、SAEではレベル2までは「自動」と言わないように警告している。実際にドライバーの過信によって、ハンズフリーのレベル2では過信による事故が起きている。 繰り返すが「操舵・ブレーキ・加速」という機能が自動化されることと、「運転」が自動化されることは大きな違いがある。ドライバーの行動では前方を監視する義務があるかどうかがポイントだ。レベル3ではアイズオフが可能となるが従来の法律ではできなかったこと。そこで保安基準(車両運送法)と道路交通法を改正する必要があった。
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