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Wednesday, April 15, 2020

「安全な山」へ山小屋奮闘 コース整備、コロナ対策も - 日本経済新聞

登山シーズンを前に、富山県の北アルプスの山小屋が登山客の受け入れ準備を進めている。水源確保や登山道整備に加え、今年は新型コロナウイルス対策で自作マスクを用意する山小屋も。天狗平山荘(立山町)のオーナー、佐伯賢輔さん(60)は「どんな状況でもお客さんが安全で快適に過ごせるよう、山を守る使命を果たしたい」と話す。

4月上旬、まだ雪深い天狗平山荘にスタッフが入った。室堂(標高2450メートル)付近の宿泊施設の多くは4月中旬に営業を開始。客を迎えるにあたり、まず行うのが水道の復旧だ。「水源とつながるパイプが凍ったり雪の重みでずれたりしているため、すぐには水は通らない」

雪が解けると登山道の傷みもあらわになる。コースの石段の修復や雑草の駆除などは、主に山小屋スタッフの仕事。峡谷にかかる木の橋の修理をすることも。行政の支援もあるが「結局、山を知る人しかできないし、気付いた人がやらないと」と佐伯さん。

県も、立山・黒部を国際的観光地に育てようと「世界ブランド化」を掲げる。2024年に関西電力施設の物資運搬用の通路を巡る「黒部ルート」の一般開放を予定しており、新たなロープウエーの建設計画も進む。

今シーズンは新型コロナ対策という新たな課題にも直面。同山荘では、佐伯さんの妻を中心にバンダナなどの布を使い、山荘利用者向けのマスクの製作を始めた。

高さ15メートルもの雪壁の間を歩く「雪の大谷」も4月15日に開通。室堂近くのホテル立山の担当者は「訪れるお客様の安心安全のために全力を尽くすだけ」と強調した。〔共同〕

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